研修やeラーニングの世界で耳にする機会が増えた「B2B2E」という言葉。B2BやB2Cは馴染みがあっても、B2B2Eはピンとこない方も多いかもしれません。この記事では、B2B2Eモデルの基本と、なぜ研修コンテンツビジネスと相性が良いのかを整理します。

B2B2Eとは何か

B2B2Eは Business to Business to Employee の略です。

  • 1つ目の B:サービスを提供する事業者(例:研修コンテンツを作る会社)
  • 2つ目の B:契約する顧客企業
  • E:顧客企業の従業員(実際にサービスを使う人)

つまり「事業者が企業と契約し、その企業の従業員に価値を届ける」構造です。福利厚生サービスや法人向けの健康アプリなどが代表例で、研修コンテンツの提供もこの形にぴたりと当てはまります。

なぜ研修コンテンツに向いているのか

研修は「個人が自費で買う」より「会社が社員に受けさせる」場面が圧倒的に多い領域です。コンプライアンス、情報セキュリティ、ハラスメント防止といったテーマは、企業が組織的に実施する必要があります。

この「会社単位で導入し、従業員が受講する」という実態が、まさにB2B2Eの構造そのものです。個人に直接売る(B2C)よりも、次のような利点があります。

  • 一度の契約で多くの受講者に届くため、営業効率が高い
  • 企業が費用を負担するため、個人課金より単価・継続率が安定する
  • 補助金・助成金との相性が良く、導入の後押しが効く

収益構造のメリット

B2B2Eモデルでは、顧客企業ごとの契約が積み上がっていきます。アカウント数(受講者数)に応じた課金やサブスクリプションと組み合わせれば、安定した継続収益(ストック収益)を築けます。

また、1社あたりの受講者が増えても提供側のコンテンツ制作コストは変わらないため、契約が増えるほど利益率が高まりやすいのも特徴です。

B2B2Eを成立させるために必要なもの

このモデルを機能させるには、「顧客企業ごとに環境を分けて提供する」仕組みが不可欠です。具体的には次の3つです。

  1. 顧客企業ごとの独立したポータル:他社の受講者が混ざらない設計。
  2. 企業単位・部署単位の受講者管理:管理者が自社の従業員を管理できる。
  3. 企業ごとの受講状況の可視化:誰がどこまで進んだかを顧客企業が把握できる。

これらを自前で構築するのは大きな負担ですが、専用のプラットフォームを使えば最初から備わっています。

まとめ

B2B2Eは、研修コンテンツの価値を「企業を通じて従業員に届ける」効率的なモデルです。営業効率・収益安定性・補助金との親和性という点で、研修ビジネスを伸ばす土台になります。

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