LMS(学習管理システム)は、研修コンテンツを配信・管理するための基盤です。一度導入すると乗り換えに手間がかかるため、選定段階での見極めが肝心です。特に研修コンテンツを外販する事業者にとっては、自社だけでなく顧客企業の使い勝手まで左右します。ここでは選定時に確認したい10のポイントを挙げます。
1. 受講ログを正確に記録できるか
誰が・いつ・どこまで受講したかを自動で記録できるかは最重要です。補助金・助成金の証憑にも、完了率の改善にも直結します。
2. 修了証を自動発行できるか
修了条件を満たした受講者に、自動で修了証を発行できるか。手作業が前提だと運用が破綻します。
3. 顧客企業ごとに環境を分けられるか
外販するなら、顧客企業ごとの独立ポータルが必須です。他社の情報が混ざらない設計かを確認します。
4. 補助金・助成金に対応できるログが取れるか
IT導入補助金や人材開発支援助成金の要件を満たす記録(受講時間・修了の有無など)を残せるか。後付けは困難なので最初に確認します。
5. テスト・確認問題の機能があるか
理解度を測るテストを設定できるか。受け身の視聴で終わらせない設計に欠かせません。
6. モバイル対応しているか
スマートフォンで快適に受講できるか。すき間時間の受講が完了率を左右します。
7. 管理者が自分で運用できるか
受講者の追加・削除、コンテンツの公開設定などを、専門知識なしで操作できるか。顧客企業の管理者にも使える分かりやすさが重要です。
8. データをエクスポートできるか
受講ログや受講者情報をCSVなどで出力できるか。申請書類への転記や他システム連携で必要になります。
9. 料金体系が事業モデルに合うか
初期費用・月額・受講者数課金など、料金が自社の収益モデルと噛み合うか。スモールスタートできるかも確認しましょう。
10. サポート体制が十分か
導入時の設定支援や、運用中の問い合わせ対応があるか。困ったときに頼れるかどうかは、長く使ううえで効いてきます。
まとめ
LMS選定は「動画が配信できる」だけで判断すると失敗します。受講ログ・修了証・顧客ポータル・補助金対応・運用のしやすさまで含めて見極めることが、研修事業を伸ばす近道です。
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